コラム 2019.11.22 【コラム】育成(田原監督) 田原です! 育成とは・・・ 最近よく考えます。 「Players First !」 プレイヤーを第一に考える ジュニア、ジュニアユース年代は特に意識し、子供たちにとって何がベストなのか という基準で物事を考えていかないといけません。 「基本的な技術の取得、楽しめる環境作り、コミュニケーション等々 一人一人辛抱強く見守ってあげることが大切」 ということが育成の基本としてよく目にする言葉です。 しかし実際の現場ではどうでしょうか。 最近はジュニアの低学年からでもリーグ戦や公式な大会が開催され、毎週末は試合ということも普通になっています。 チーム選びでも試合の多さが一つの選考基準になったりして います。 確かに日ごろの練習の成果として試合は判断基準となります。 子供たちは試合が大好きです。 勝つために走りボールを追いかけ、シュートをうち点を 決めたいのです。 点が入れば喜び、勝ってははしゃぎ、負ければ悔しがります。 試合をすれば手っ取り早くサッカーがどんなスポーツか分かるようになるでしょう。 次はどうしたら点が決めれるか。 どうしたら勝てるのか。 子供たちが一番感じているはずです。 ここに大人ができることがあるならば励ましや応援といった雰囲気作りです。 大きな声での叱責は必要ないはずです。 しかし現実は試合会場では我々指導者も含め大人たちは会場に貼りだされた対戦表の前に 群がり、勝った負けた、あのチームは強い、どこの選手がうまいといったまるで品評会と なってしまってはいないでしょうか。 子供たちのスポーツが周りの大人たちの自己肯定感を高めるための手段となってはいけないはずです。 「我慢」そして「信頼」 育成に関わる者として重要な要素だと思います。 常々思い出し胸に刻み 子供たちに接していきたいと思います。 ※プエンテFCとは…明石と神戸を中心に、サッカーチーム(ジュニアユース)、サッカースクール(小学生~中学生)、運動教室(幼稚園~小学生)を運営。サッカーの技術や運動神経向上のために個別指導を大切にし、「子供達が自ら学びたい、親が学ばせたいNo.1の学びの場(習い事)」を目指しています! 前の記事へ 一覧へ 次の記事へ 関連の記事 コラム 2018.04.13 【現役の眼】元日本代表MF橋本英郎が見た、森岡亮太の「進化と真価」「長所と短所」 コラム 2017.09.14 【現役の眼】元日本代表MF、橋本英郎が考察する「プロになれる選手、なれない選手」 コラム 2020.02.19 訪問サッカー・運動教室